ユーラシア研究所出版物のご案内

『ロシア・ユーラシアの経済と社会』1000号記念特大号

2015年12月-2016年1月号(2016年1月5日刊行)

<特集>ロシアの今を知る―歴史の文脈のなかで

Ⅰ マクロ・ミクロ経済

ロシアからソ連へ、ソ連からロシアへ ―体制転換と経済の変遷― 岡田 進 6

世界経済の中のロシア、ソ連、再びロシア 上垣 彰 21

ビジネス立地としてのロシア ―ソ連時代からの連続、非連続― 今井 雅和 37

Ⅱ 開発と環境

ロシアの経済発展とシベリア極東開発 雲 和広 52

ソ連、ロシアのエネルギー開発 本村 真澄 65

北極をめぐる開発と環境 片山 博文 78

Ⅲ ロシアとユーラシア

ユーラシアの中のソ連、ロシア 石郷岡 建 94

歴史の文脈で見た日ロ関係 石川 一洋

付記:2015年、2016年年間購読者の方に送付します。 個人でお買い求めの方は、1冊2,000円で販売致します。印刷部数は限られておりますので、お早めにお申し込み下さい。

編集後記

本誌は本号をもって創刊1000号を迎えることになりました。月刊誌になる前に、月に2、3回発行の時期もあり、年数にすると57周年ということになります。本誌が時代の変化に合わせて何度か名称を変えながらも、このような長きにわたって存続しえたのは、ひとえに執筆者また定期購読者の皆様の変わらぬご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。この間、当初から対象としていたソ連邦が解体され、コメコン(セフ)も消滅して、それぞれ個性をもった独立諸国が出現し、本誌のカヴァーする地理的領域が拡大するとともに、本誌の任務も、時事的な経済情報の提供から、社会科学全般を含む学際的な地域研究の場の提供へと、変化しました。 それに応じて、より広い範囲の執筆者や購読者のご協力をいただくようになり、ご期待に十分応えられたか否かはともかく、ロシア・ユーラシア地域の数少ない地域研究誌としてそれなりの評価をいただけるようになりました。

今回、1000号を記念する特大号の特集テーマとして、編集部では「ロシアの今を知る―歴史の文脈のなかで」を設定しました。これは、本誌が、ロシア、とりわけその経済を主たる対象にしてきたことから、それに的を絞って、当面しているさまざまな問題をとり上げると同時に、これを単なる現状分析にとどまらず、歴史的な視点に立って検討してみよう、という趣旨によるものです。最近のロシアの状況を見ていますと、体制転換による大きな変化とともに、ソ連時代を彷彿とさせるような事象にもぶつかって、変わらぬものの存在に気づかされることがあります。直接それを研究対象とする歴史家のみならず、現状分析にたずさわる者としても、「ロシア―ソ連―再びロシア」というこの1世紀の激動を念頭に置いて、何が変り、何が変わっていないか、といった歴史的な文脈のなかでロシアの「今」を観察することも重要なのではないかと思われます。幸い、趣旨にご賛同いただいた各分野の諸先生から力篇をお寄せいただき、本記念号を飾ることができました。

最後に、私事にわたりますが、この1000号をもちまして私は編集者としての任を辞することになりました。前任の故大崎平八郎先生より編集作業を引き継いでから27年間、無い知恵を絞り、欠号を出さないこと、また研究者のさまざまな立場を尊重することを心掛けてやって参り ましたが、何とかここまで続けることができましたのも、いろいろと無理を聞いてくださった執筆者や暖かな励ましをいただいた読者の皆様のお蔭です。深く感謝申し上げますとともに、蓮見次期編集長はじめ清新な編集部に、倍旧のご指導・ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し 上げます。

(岡田 進)


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